高齢化なんてなんのその。

あいすくりーむの家開所から６年。

廊下に並ぶ歩行器や車いすの数。小さくなってきた体。日中ウトウトする時間。

高齢化が進んだなぁ・・・あとどれだけこうして元気で過ごすことができるのかなぁ・・と感じる日々ではありますが、こんなことを考えているのは職員だけなのかもしれません・・。

利用者さんはそんなことはお構いなし！毎日「おはよう」「今日は何するの？」「どこも行けへんの？」「買い物行こうよ」「バス旅行に行きたい」と元気に口にされています。老いる？高齢化？そんなことはなんのその。体の動きはスローペースにはなっていますが、行きたい場所に行く、したいことをする、それだけで体を動かすスイッチが入ります。

また、暮らしの中でお手伝いや役割を持ってもらうことも、心と体を元気にしているのかもしれません。ご自分でおやつの準備をするだけでも自然と笑顔がこぼれます。紅茶にするかコーヒーにするか、今日のおやつは何を食べるか選ぶ楽しさもあります◎

こうした毎日の中で感じる”嬉しい””楽しい”といった感情を、自然と職員も大切にしてくれているように思います。

高齢者の支援について質問をいただく機会が多いあいすくりーむの家ですが、特別何かこれといったものをしているわけではありません。その方の暮らしに合わせて職員が動く、できることはできる限りご自分でしていただくことを大切にしているくらいでしょうか・・。この当たり前が難しいことでもありますが、試行錯誤しながら毎日繰り返していくことが、「高齢化なんてなんのその」に繋がっているのかもしれません。

そして・・最後に、そんな暮らしを毎日支えている職員。毎日、利用者さんの要望や言動に振り回されている職員が、何より利用者さんの元気スイッチを押す存在なのだと思います。いつまでも振り回される職員でいて下さいね・・笑

これからもゆっくりと老いを受け止めながら、心と体が元気でいられるよう毎日を丁寧にサポートしていきたいと思います(^^)