大地の家では「虐待防止研修」を定期的に行っています。
全国的に、障害者施設・高齢者施設での虐待が相次ぎ後を絶たず・・。
虐待は、特定の人や特定の家庭で起こるものではありません。
自分自身にも起こりうる身近な問題である、と認識しておくことも大事。
そういったことを未然に防ぐために、自身の支援・施設の状況を定期的に
振り返りながら、不適切な支援になっていないかをお互いに確認し合う
ことも重要となります。
今回の研修のテーマは
「その人らしい暮らし・支援を考える・ヒントをみつける」
虐待防止委員会のリーダースタッフが中心になり、企画してくれました。
先日放送された、NHKハートネットTV「”パーソナル”な暮らしをつくる」
のVTRをもとに、グループワークを実施。
放送は、津久井やまゆり園の凄惨な事件から、4年が経過。
重い障害のある方の暮らしをどう支えていけばいいか。
1人ひとりに合った、多様な暮らしの選択肢を増やしていくためには
何が必要なのか・・ という内容でした。
グループで話し合ったのは
「本人中心の支援を行うために、大地の家で必要な取り組み」について。
・個別支援計画に、ご利用者の思いをしっかり落とし込むことができているか?
・日常的に、ご利用者の声を聴くことができているか?
・身近なところから、ご利用者の思いを聴きだすことを意識したい。
・集団生活・・自由のなさ・・・ もっと自己選択・自己決定できる機会をつくりたい。
・ご利用者が笑顔になれる環境をつくりたい。
・もっとご利用者のペースを大事にしたい。
・・限られた短い時間の中でしたが、いろんな意見が出ました。
1番大事なのは、それぞれの生活の目線にたつこと。
それが、虐待防止にもつながっていきます。
「その人らしい暮らし」を支えるため、私たちは何をするのか。
職員全体で共有しながら、取り組みをすすめていきます!