強行GHのオープン予定まであと約1年。
これからの1年は特に法人内の職員全員で強行GH開設に向けて動いていかなければなりません。しかしそもそも、「なぜ強行GHが必要なのか」「今どの程度設計が進んでいるのか」「これから開設に向けて何をしていく必要があるのか」等、法人内の職員に周知しきれていないのが現状です。
そこで強行GH開設に向けて様々な情報や思いを共有するために、3月1日に法人内職員向けに「強行GHキックオフミーティング」を開催しました。
①「やまゆりの家」での暮らしから見えた現状のGHのメリットとデメリットについて
そもそも今あるGHについて詳しく知らない職員もいるため、まずはやまゆりの家の生活について紹介をしました。
建物の設備や見守り体制について、メリットとデメリットの両面から今のGHの現状を参加者の皆さんと共有をしています。
②グループワーク「強度行動障害のある方の暮らしについて考える」
やまゆりの家の現状を皆で共有した後は、各グループに分かれてグループワークを行いました。
「なぜ行動障害のある方は今あるGHに入居することが難しいのか」「GHで生活するために何が必要か」
この2点について、1期目に入居を予定されているご利用者を例に考えました。「行動障害のある人となると夜間も十分に見守りを行う必要があるが、現状のGHではその点が難しそう・・・」「居室の構造化等、色々な配慮が必要だと思う」等、様々な意見が出ました。
またグループワークでは議題について話し合うだけではなく、ご利用者の昔の様子や強みも共有することが出来たのではないかと思います。
③北摂杉の子会様での実地研修の報告
昨年の秋、コアメンバーが北摂杉の子会様で実習をさせて頂きました。
建物や設備面でどのような工夫をされていたのか、どのようにアセスメントを行っているのか、実際にどのような支援を行っているのか・・・等、実習で見て、聞いて、感じたことを少しでも多く伝えることが出来るよう報告を行いました。
④強行GHの設計案の紹介
現段階で出来ている設計案について、設計士さんから説明をしていただきました。ブログでは時々紹介させて頂いていましたが、設計案の全体像を職員に公開するのは今回が初めてになります。
参加者の皆さんが興味深そうに、食い入るように設計士さんの説明を聞いていたのが印象的でした。
2時間のキックオフミーティングでしたが、グループワークも思っていたより盛り上がり、あっという間に終わりの時刻を迎えました。強行GHに関する情報や思いを少しでも共有できていたら幸いです。
今回参加して下さった皆さん、お忙しい中お集まりいただきありがとうございました!