支援力向上チーム -研修会- 

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支援力向上チーム -研修会- 

支援力向上チーム。今年で3年目になります。

過去2年間は、法人内各事業所から中堅(中核)職員を対象に、
支援力の基礎となる「アセスメント~事例検討~モニタリング」といった
ところにポイントを置きながら講義の受講や演習を行ってきました。

今年度は、各現場の支援力底上げのための強化チーム(メンバー)育成の
ための取組みとして、4回に分けて研修を行っています。
先日、最終の研修会が終了したのでご報告です!

【研修会の概要】
第1回 サービス提供のプロセス理解/気づきの事例検討会
第2回 発達における評価・分析/感覚特性の評価・分析
第3回 障害特性・行動特性の理解と分析
第4回 氷山モデルシートの作成


支援会議では、どうしても「課題」や「問題行動」などに視点が向きやすくなってしまいます。
そして、課題に対する対応について、支援者の見立てで話をすることが多くなっているかもしれません。

「本人のため」が、いつの間にか「本人不在の支援」に陥っていないか・・。

まずは、ご本人の思い(意思)・特性・強み・好きなこと・苦手なこと、
をどれだけ知り共有できているかが大事ですね。

最終の研修会では「氷山モデルシート」を使って、グループワークを行いました。
表面化している課題は、あくまでも氷山の一角。
利用者さんの行動の背景や理由について、”「〇〇~」なので「△△~」かもしれない。”と
仮説を立て、整理しながら作成していきます。
この可視化していく作業が、とっても大事だなと実感しました。


ワークを交えた研修、有意義な時間となりました。
今後は「氷山モデルシート」を使った支援の組み立てを、現場での実践につなげていけるよう
各事業所のなかで広めていきます!