あいすくりーむの家には、STさん(言語聴覚士)が月に1度来てくださっています。
昨年度の話にはなりますが、、、全3回にわたって勉強会を行いました!
まずは第一弾! 『摂食・嚥下障害について理解を深めよう』
・口腔内のしくみ
・食べ物を見て、口に入れて、飲み込むまでの過程
・嚥下機能障害について
・嚥下検査の種類などを学びました。
嚥下機能障害ってどんな感じ?
ということで、実際に体験してみることに・・!
コップに入ったお茶を以下の方法で飲んでみます。
①息を止めないで
②顔を上に向けたまま
③口を開けたまま
④舌を動かさずに
なかなか飲むことができず、飲み込めてもゲホゲホとむせてしまうことが多かったです。
食事に適した姿勢とその人にあった一口の量、食べ物を口に運ぶスピードなどを気を付けることが大切だそうです。
つづいて第二弾! 『嚥下調整食 嚥下・窒息しやすい食材とは?』
・嚥下調整食の紹介
・誤嚥しやすい食材と窒息しやすい食材とは?
・窒息している人への対応について学びました。
最近は、近くのドラッグストアでも嚥下調整食がたくさん置いてあります。
舌でつぶせる柔らかいもの、ピューレやペースト状になったもの、ゼリーやプリン、ムース状のもの。
どの形態の食事がそれぞれあっているか紹介していただいきました。
誤嚥しやすい・窒息しやすい食べ物についても教えていただきました。
誤嚥しやすいものは、中から水分が出てくるようなものや口の中でバラバラになりやすいもの。
例えばトマトや高野豆腐、ナッツ類など。
窒息しやすいものとしてはお餅やパンなどが挙げられました。
どんなものが詰まりやすいか知っているだけでも、意識づけになりますね!
最後に第三弾! 『食事の姿勢』
年齢を重ねると、骨盤が後ろに傾いたり、猫背になったりします。
食事の姿勢を整える際に、体のどの部位が、どのような姿勢になれば食事しやすいのかを実演をまじえて教えていただきました。
また、車椅子や電動ベッドでの食事姿勢で気を付けるべきところも確認しました。
今まで職員が培ってきた食事の介助知識を、さらに深めることができました。
ご利用者さまに、安全に、楽しく食事をしていただくために、勉強会を通して学んだことを、これからどんどん活かしていきたいと思います!