4月からいっしょに働くみなさんへ向けて「新任研修」ということで
3月24日(木)と25日(金)の2日間にわたり明桜会を知ってもらう会を行いました!
1日目は、事業所見学ツアー。
各事業所をまわり、雰囲気と活動の様子、そこで大事にしていることなどを
お伝えさせていただきました。
2日目は、講義による研修会。
配属先はそれぞれ違いますが、明桜会の職員として大切にしていただきたいことを
みんなで共有しています。
テーマは
・明桜会の道のりとこれから
・地域とのつながりについて
・相談援助技術の基本
・接遇・マナーの大切さ
・利用者の権利擁護と合理的配慮について
と、盛りだくさん。
講師をつとめるのは、木の根学園 統括施設長の宮崎さんと、管理者の三村さん、
サポートセンター曙 副主任の伊丹さん、PRコーディネーターの吉田です。
コロナ感染対策で、ソーシャルディスタンスと換気を行いながら実施。
いま、明桜会が大事にしていること。
「その人の望むくらし」の実現。
ご利用者目線で考え、ご利用者の想いに寄り添い、実現すること。
どこの事業所にいても、その目的に向かって業務を遂行するということは同じです。
「その人の望む暮らし」実現のための手段として、地域とのつながりづくり、
相談援助技術、接遇マナー、利用者の権利擁護と合理的配慮・・というものがあります。
【ダイジェスト】
宮崎さんからは、明桜会ができるまでの親の会の熱心な活動から、入所施設「大地の家」ができたこと。
そして、地域・ご利用者の中にある多様なニーズに応えるため様々なサービスをつくりながら事業展開してきたこと。
これからも「その人の望む暮らし」を実現していくために、現在も取り組みをすすめていること。など、明桜会のこれまでとこれからをお話いただきました。
そして、利用者の権利擁護・合理的配慮について。虐待事例や、虐待が起こるメカ二ズムを知ることで虐待防止につなげます。
支援の「楽しさ」は、「interesting」=興味・関心をもって掘り下げる。
やりがいや達成感にも大きく関係してきます。
なにも負担なく「楽」なことが必ずしも「楽しい」わけではありません。
1人ひとりが、業務を通じて一歩ずつ、知識を得る・技術を身につける・自信を
つけていく・・と成長することが、人間力を高めていくことにもなります。
そして、わたし吉田からは・・
ご利用者の地域生活・明桜会の事業展開をスムーズにすすめていくには、地域に応援者や理解者(=ファン)
を増やしていくこともとっても大事であることをお話させていただきました。
直接の利用者支援とはまた違った角度からのアプローチにはなりますが、知ってもらうための取り組みや、
社会福祉法人として何ができるかを探りながら発信や交流機会を積極的に行っていくというのも
明桜会として、いま重点的に行っている部分です。
伊丹さんからは、相談援助技術の基本ということで「バイステックの7原則」に
ついて詳しく講義いただきました。
事例や演習を交えながら、とっても分かりやすい内容。
何か問題が起こったときに「なぜそのような言動に至ったのか」というご利用者の視点で対応することが大事。
こういった場合には、どこに着眼点を置いて考えるといいのか・・というような具体的な学びになりました。
とにかく、相手を理解しようとすることが支援の第一歩!
三村さんからは、やりがいを持って長く働くために。接遇マナーについて。
対人援助をしていく中で、なぜ接遇マナーが大切なのか。
どんな人といっしょにいると気持ちがいいか、コミュニケーションを図りやすいか、
安心できるか、お話しやすいか、お願いしやすいか・・・
「あいさつ」「笑顔」「清潔感」「丁寧な言葉づかい」「自己管理」
基本的なこと、当たり前のことが1番大事。
自分の考える「正しい」に近づけるのではなく、「その人にとって」を考える。
すべて、相手にとってというところを考えるのが大事。
対人援助の基本ですね!
まるまる1日、長かったと思いますが・・
研修を受けてくださったみなさん、おつかれさまでした。
コロナの影響で、思うように交流機会も持ちづらくなっていますが
同期、大事にしてくださいね。
これから、楽しいことだけではないと思います。辛いこと、しんどくなることも
きっと出てきます。
そんな時に、愚痴ったり話聞いてもらったりし合えるような関係は大事。
配属先は違っても、きっと特別な存在になると思います。
では、4月1日!!みなさん、元気にお会いしましょう!!!