コーヒーやお茶、好きなんです(^^)
ただ… 今これらを断つことはちょっと難しいので(苦笑)
~笑う門には福来る♪~
こちらを意識しながら、明桜会ブログ聖火リレー、競歩スタイルを
織り交ぜながら走ってみます。
明石市障害者就労・生活支援センターあくと
相談支援事業所オアシス 渡邊貴美
「10年」
十進法でいうところの一纏り、また一昔とも表現される年数・・・
私が明桜会で「あくと」職員として就労支援をさせて頂いた年数でもあります。
「あくと」は平成21年10月、明桜会が明石市から受託しサポートセンター曙
にて事業を開始。その翌年、私はご縁頂き「障害のある人の就労支援」に
就くこととなるのですが。。。
それまでの私は、福祉に関わる仕事の経験もなく学生時代の
ボランティア経験もありませんでした。
私が社会人になった頃の日本は、バブル景気の真っ只中。
社会全体が好景気に浮かれ私の周りの「若者」ですら株だの
不動産投資だのと語りながら高級洋酒を石原裕次郎ばりに
くゆらせていたものです。
そんな時代、私の社会人デビューはホテル業界でした。
社会に出て真っ先に学んだことは「ホスピタリティ精神」です。
研修に何か月もかけ教育を受けたことを覚えています。
ビジネスマナーはじめ他者や社会との関り方など社会人の基礎を学び、
「顕在化したニーズに応えるのは当たり前、潜在化したニーズに気づき
応えてこそ真のホスピタリティである」という精神は福祉で働く今も
大切にしているところです。
さて、その後私は複数の職場を経験するのですが、福祉を志したのは
40歳が目前に迫ってきたころ。自分の人生を振り返りつつ、これから先
最後の仕事をするなら福祉職と思い、学問として学ぶ中で
「障害者の就労支援」という分野があることを知ったのです。
これまでの自分の社会経験が少しくらいは活かせるかと、この分野を
目指し現在に至ります。
そこからの10年。
障害者雇用の動向、制度や考え方の変化、就労支援における様々な機関との
連携について、ケースを通しその難しさや楽しさを感じてきました。
最近では、働き方の多様性に備えていく想像力や具体的な手立てを職員間で
話し合い刺激し合っています。
そんな中、先日参加したあるセミナーで、「介護を受けながら働く仕組みの構築」や
「近未来にはITの進化で新たな働き方がひろがり『障害を感じさせない時代』
がすぐそこまでやってきている」と聞いたこと、そしてこのウィズコロナ時代の
就労を含む新たな生活様式など、これからますます柔軟な想像力をもって潜在化
したニーズに気づき応えていかなくてはならないと感じています。
現在、私の所属する「あくと/オアシス」は明桜会の相談部門として
「はたらく」「くらす」を中心に明石地域の障害のある人の相談をお受け
しています。
あくとの業務とオアシスの業務は似ているようで違う、違うようで本質では
同じ、です。これまでも大切にしてきた「目の前のこの人の望む暮らしは何か」
を常に考えアクションに落とし込むということを意識しこれからもやっていきたいと思います。
さぁ、競歩を織り交ぜつつのランニング。
聖火のともしびを消さずに、ゴールすることができたでしょうか?
ちょびっと、炎が小さくなっているかもしれませんが、そこはご容赦くださいませ。。。