ブログ聖火リレー③

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ブログ聖火リレー③

室本さんからバトンを受け取りました。この4月から配属となりました。大地の家、主任の古川です。コロナ感染対策を講じる中での配属でもあるため、安全管理を含めた入所者メンバーの皆さんの生活と向き合いながら、できる支援策を日々模索している最中です。


私が明桜会に入職しました一年目の頃、大地の家に勤務しておりました。その後、サポートセンター翔、オアシスを経て、再び、大地の家に勤務させて頂くことになりました。約14年ぶりに戻ってきたわけですが、懐かしい場所で懐かしい方々に再会して、帰ってきたんだなぁと感慨深い思いがあります。
あれから変わったこと、変わらないこと、いろいろあります。変わらずにいいなぁと思うことは、大地の家は、食事がおいしいことです。これは素晴らしいです。食事は生きていくための源です。

大地の家の利用者さんの中には、私がオアシスで相談員をしていた頃に、地域で出会った方もおられます。その当時、その方は、長年、ご家族と在宅生活を送られていましたが、オアシスがかかわりながら、日中活動の場を持たれ、短期入所も利用されるようになり、生活の幅が広がりました。日常の何気ないことにも楽しみや喜びを見出し、生きる力に変えていかれた方もおられます。社会参加する機会を持ち、生活においての選択肢が増えるということが、人には必要であり、その人の人生に大きく影響することであることを実感させられました。

地域には、生活上の困り事を抱えながらも、どことも繋がりを持たないままにひっそりと暮らす人たちがいます。また、その人たちは、今は繋がりを持っていても、長い年月の間に支援者も入れ代わり、記録が残るものの、彼らの存在や現状を知る人が少なくなり、忘れ去られて、地域に埋もれてしまうかもしれません。どの人も、住み慣れた地域で安心して普通に暮らしたいという思いを持たれています。私は、そのような思いを大切にしながら、その人の生活全体を見渡し、必要な福祉サービスを調整しながら、人と社会の繋がりを保ち続けることの大切さを伝えてきました。

オアシスでは、障害を持たれた方々のサービス等利用計画を作成し、それぞれの方々の生活を全面的に支援する立場でしたが、今は、大地の家で、利用者さんたちの個別支援計画に基づいて、それぞれの方々の一日、一日の生活を支えながら、安全に安心して暮らすことができるよう見守らせて頂いております。
立場は変わりましたが、志は同じです。障害を持たれた方々の生活が、より豊かに、より実りあるものとなるよう、取り組んでいきたいと思います。

新型コロナウイルス感染予防策として、生活介護事業・短期入所事業を休止に伴い、たくさんの方々にご迷惑をおかけしております。再開の目途がつき次第に、ホームページ等で掲載していきます。しばらくお待ちください。
また、新型コロナウイルス感染予防対策により、現在は事情が変わっていますが、今年度から、短期入所を365日体制で対応します。大地の家を利用して頂く方々が安全であり、安心して過ごして頂ける場を提供していきたいと思います。

私の思いとしては、利用者さん、職員の皆さんがそれぞれに夢や希望を持たれ、やりたいことにチャレンジできる環境を作ることです。一緒に考えて、実現していく、明桜会のコンセプトにもありますように、利用者さんや職員の皆さんとともに歩んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

5月投稿者にバトンを渡します。