12月14日
明石市立発達支援センターとの共催企画
「ひとり暮らしに向けた準備、どうしてますか??」
という、地域での生活をテーマにした講演会を行いました。
日々の業務の中で、
「ひとり暮らしをしたいけど不安があるし、親の理解も得られない・・・」
「そもそもひとり暮らしなんてできるの?」
というようなご相談を頂くことがあります。
働きながら、自分の生活や今後を考えることは当然あり得ること。
また、同じく保護者の方も「親なき後」を真剣に考えていることを、相談員として間近に感じさせて頂いています。
そんな「これからどうすればいい?どんな生活ができるの?」といった気持ちを少しでも軽減できればと、
「ひとり暮らし」を題材に地域生活をサポートする資源のお話しや、
福祉サービスやサポートを実際に受けながら、充実したひとり暮らしされている当事者の方のお話しをさせて頂きました。
まずは当事者の方より
「ひとり暮らしをするまでに大変だったこと」
「今のひとり暮らしの生活ぶり」をお話し。
「周りの方にわかってもらうことが大変でした」
「わからないこと、自分で決めきれないことはヘルパーさんや支援者と相談して決めています」
など、実体験を交えつつ、自分に必要な支援を相談しながら上手に整えられているお話しを頂きました。
当事者の方のお話しの後は
発達支援センターより「自立した生活にむけて」
お金の管理や契約書類、家事や隣人関係など、
相談内容は多岐に渡ります。
「相談できる先がある」ことの安心感は、生活していく上で欠かせないものだと再認識させて頂きました。
その後、あくとから「ひとりひとりに応じたサービスとは」
福祉サービスの成り立ちから始まり、映像も交えつつ、地域でひとりで生活するために大切な、公的なサービスについてお伝え。
また「安心して暮らせる場所」「通える・働く場所」「相談できる人」など以外にも、「友人関係」や「休みの日の過ごし方」などが充実していることが、地域生活を上手に送っている人に共通しているとお話しさせて頂きました。
初めにお話し頂いた当事者の方も、自分の趣味を大切に、目標を持って生活をされていました。
サポートや相談先の大切さ、自分自身の楽しみを持つこと。
それらがひとり暮らしなどの地域生活につながり、その生活を続けていく上で大事なことだと、スタッフも学ぶことができた時間となりました。
参加者のみなさんからも
「相談できる先・サポート先があるとわかって安心しました」などご感想いただきました。
今後も就労・生活両面に着目しつつ、こういった学び・出会いの機会を大切に考えていきたいと思います。