毎年あくとが企画させていただいているセミナーも今年で10回目を迎えました。
あくと設立10周年の節目の年のセミナーは、「多様性に応じた働き方の保障」というテーマで企画実施しました。
あくとへは、企業担当者が´人´の紹介をしてほしいと訪ねてこられることが年々多くなってきています。
障害者雇用の現状を見ても、雇用率の上昇や人手不足の背景もあり、障害者の就職件数は大幅に上昇しています。
企業として新たな人材確保を進めていくにあたり、障害の有無にかかわらず「その人にあった働き方をいかに保障していくのか」ということが求めらる時代になってきているといえます。
また、障害のある方も「自分の夢を叶えられる企業とは?」「自分の働き方に合う企業とは?」ということを自己選択・自己決定をする時代になってきたと思います。
病気になったとき、結婚を考えたとき、親の介護が必要となったとき、人が働き続けるうえで生じる生活の変化に対応し、障害の有無にかかわらず活き活きと働き続けることが出来る仕組みづくりに取り組むことが企業には求められてきています。
今回は、将来の生活を見据えることが出来る働き方を進めておられる「東洋機械金属」様の協力を得て、明石(社会)の現状について企業の皆様と深めることにしました。
ご参加いただきました企業様からは、
「障害特性に応じた必要な配慮とは・伝わりやすい伝え方とは・・・・」
というよな普段の業務の中で感じておられる悩みと合わせて
「本人の将来設計も一回聞いてみる」
「目標について確認するのもいいかも」
「同僚同士、職場以外の楽しみをもう少し共有する機会があってもいいかも」
というような幅広い感想をいただきました。
今の明石には、企業の皆様が気軽に集い、話せる場が必要なのかもしれません。
あくとが出来て10年目に、そんなことを考えるきっかけをいただき、それぞれが気付くできるセミナーになったのではないかと思います。
準備から当日の企業案内そして講義をいただきました東洋機械金属の皆様、本当にありがとうございました。