今年度、当法人では全職員を対象とした「障害者虐待に関する研修」を企画実施しました。お仕事終わりの時間での実施になりましたが、全体で218名の方が参加しました。
60分という短い時間でしたが、その中でも普段の仕事を振り返るには十分なキーワードがいくつも出てきました。
例えば、・・・・支援という名の不適切な対応とは?と問われると・・
・バスの時間に遅れると困るので、引っ張って連れて行く時があった。・忙しいときは「ちょっと待って」と言ってそのままになってしまう。・何時までに・・と慌てているときは、ご利用者が話しかけてきても聞こえていない振りをしてしまった。またはきつい口調で急がせてしまった。っというようなことが、それぞれの経験から不適切な対応ではなかったかというような意見が出てきました。
そして、「このような対応が許される理由は?」と聞かれると・・・・・各自黙ってしまいました。つまり、このような対応はすべて職員側の視点であって、ご利用者から見たときには許されない対応であるということに改めて気が付いたということだと思います。
こういった日々の流れで起こってしまったことを、職員一人一人が、又は事業所全体で振り返るように!そして、ご利用者がのぞんでいる支援を考える機会を作っていきたいと思います。
講師としてお越しいただきました明石市障害者虐待防止センターの皆様、本当にありがとうござました。