今年度のリレートークのアンカー明桜会の業務執行理事兼明石市立木の根学園たんぽぽ工房長の小松正和です。
これまでの走者の皆さんがすばらしい走りを見せてアンカーにバトンタッチ。後は余裕でゴールテープを切るのを見るだけ・・。満員のスタンド、これまでの走者の皆さんの熱い視線。そのプレッシャーと元来の力のなさで転倒しそうな予感。ご期待頂いている皆さん。こけたらすみません。
さて、私のモットーは『人生楽しもう』です。
人生は一度切り。2回目は誰にもありません。
そして、終わりの時は誰にもわかりません。
だからこそ 今この時を大切にしたいと思っています。
この瞬間を精一杯楽しみたいと思っています。
生きていれば苦しい事や辛い事一杯あります。
なんでやねんって怒りに震える事もありますよね。
でも、苦しさや辛さや怒り悲しみ、
そういったスパイスの無い人生なんて面白くないと思いませんか?
パズルは難しければ難しい程、解けた時の喜びは大きいです。
パズルを解く為にはそのピースだけを見ていても解けません。
そう思って少し離れた位置から自分のおかれている状況を見ると
見えてくる事もいっぱいあります。
苦しい事も辛い事も怒りも悲しみも含めて人生を楽しみたいと思っています。
では、障害のある方々は本当に人生を楽しまれているのでしょうか?
安心・安全という言葉が魔法使いのように障害のある方々の人生を本当に豊かにしてくれるのでしょうか?
私達が『安心・安全』だけを追い求めると利用者様の人生はスパイスの無い、ただ生かされているだけの人生になりかねません。
リスクがあってもその説明をしっかりと行い、それでもその方が望めば、その方の希望を叶える為に全力を尽くす。時には私達が『転ばぬ先の杖』にならないことも人生を楽しんでもらう事につながるのではないでしょうか?
ではご家族の人生はどうでしょうか?
『私より先にこの子が逝ってくれたら』という言葉を今まで何度も聞いてきました。
私がいなければその子の生活が成り立たない。自分の全てを費やして我が子の幸せの為に生きてきたからこその言葉だと思います。
でも本当にそれでいいのでしょうか?
お父さんやお母さんにも望む人生が有ったのではないでしょうか?
成人になったら家を出る選択肢が誰でも選べる。どこで誰と暮らすかを自分で決める事ができる。親も兄弟姉妹も障害のある人もそれぞれの人生を楽しみながら適度な距離感を保ちお互いを支えあえる社会。そんな社会になるように残された人生を楽しみながら過ごしたいと思っています。
そして職員の皆さん。
明桜会は法人という『人』で、私達職員は明桜会という人を作っている『細胞』だと思って下さい。一人一人が目であり耳であり手であり足でありそして行動を決める脳なのです。あなたが感じた事 あなたが考えた事 あなたがやりたい事 どんどん情報発信をして下さい。あなたの思いが、チャレンジが、明桜会を活性化し、新しい価値観を作り出し、よりよい地域社会を作っていくのです。明桜会の大きな存在理由の一つはあなたの自己実現です。あなたが人生を楽しむ為の労力を明桜会は惜しむ事はありません。
若者も年を重ねた者も
男も女も
障害がある人もない人も
来たれ明桜会に!
共に人生を楽しもう!