管理者ブログリレー⑧

  • やまゆりの家

管理者ブログリレー⑧

8走者、やまゆりの家の吉田 スタートします。

早いもので年明け1月も今日で最終日。
1月のトークリレーの担当である事は覚えていましたが、なかなか文章を書く事なく。。。ギリギリになりましたが、この明桜会で働かせて頂いた20年間を振り返り、働く事で大事にしている事を綴ってみます。

 

「協力したい・助けたいと思われる人」

 今、僕の周りには同僚(上司・部下・同期)が数多く存在します。明桜会がスタートした20年前は20名程度の組織でしたが、今では300名近い組織に成長しました。正直名前と顔の一致していない職員もいます。逆に相手も同じ事が言えると思います。

 この20年間で一緒の事業所で働いた人、事業所の枠を超え法人内の取り組みでご一緒した人、多くの人達と時間を共有させて頂いています。入職当時の20代から今40代。幅広い年齢層の中で生きて行く事が社会人なんでしょうが、やはり様々な人々がいますよね~。

どの社会・組織に属しても言える事なのでしょうが、「合う人・合わない人」は存在すると思います。もっと言えば、「好き(Like)な人・嫌いな人」が存在してもおかしくない事でしょう。

嫌われたいと望む人はあまりいないと思います。僕は結構な八方美人です(笑)。でも根底には「好かれたい」の想いがあると思います。でも「好かれたい」だけでは組織の中や社会の中では上手く立ち回って行く事が出来ない事も学びました。

時に相手に言い辛い事を伝える場面もありますし、意見として自分の想いを発信する機会も必要です。満足を得れる結果で終結出来ない場合も存在します。少し凹む日もありますよね・・・

色々な経験を重ね僕自身は「好かれたい」から少し視点を変え、「協力したい・助けたいと思われる人」でありたいと思うようになりました。少し頼りない人!?と言う意味ではなく、「協力したい・助けたい」と声を掛けてもらえる存在です。

言葉を交わす事も少なく関係性の希薄な人や、否定的かつ威圧的で偉そうな態度の人を「協力したい・助けたい」とは到底思えませんよね。お好きにどうぞ。ご勝手にと。

だから心掛けている事は、普段からの挨拶や会話(下世話な話も多いですが)などのコミュニケーション、相手の話を聞く、そして自らが「協力・助け」を惜しまない事を大事にしたいと思っています。           「吉田さん、全然出来てないよ」と聞こえてきそうですが(笑)

1人でやれる事って限界ありますよね。特に福祉事業所や対人支援においては。常に自分が利用者さんの隣にいる訳にもいきませんし。色々な人と力を合わせて支援は組み立てられています。

「僕、今手空いていますので動けますよ!」
「忙しそうやし、もう先に済ませておきました!」
「〇〇さん目離せない状況やし、代わりに〇〇しとくわ!」
「何かやる事あれば、声掛けてな!」
「何なら一緒に頭下げにいくで!」

周りから協力される・助けられる事って、本当に有難い事だと思いますが、それは自分の行いのお返しかも・・・・。

見返りばかりを期待しての働き掛けでは寂しいですが、良い関係性を築けている同僚の中で仕事している方が絶対に楽しいですし、良い仕事が出来ると思っています。

その環境を作るのも、まずは自分の心構えと行いが大事なんだと僕は思っています。そう気づかせてもらえたのも、入職からたくさんの良い同僚の方々と巡り合えているからだと思います。

何気ない会話や挨拶、軽い会釈でも相手との距離は縮むものです。そして周りを気遣う姿勢。明桜会がそんな職員集団であって欲しいですし、福祉職に携わる人間としてそうあるべきだと感じています。

偉そうに述べていますが、僕もまだまだ未熟。決して満足せず、もっともっと「助けてもらえる上司」を目指し、バカ話でも笑い合える職場を目指したいと思います。

こんな職場・法人で働きたい・働いて良かったと思える明桜会を一緒に築いていきましょう!!